女優の剛力彩芽さん（32）は潤いたっぷりの美肌の持ち主。現在6月に開催される熱海五郎一座の舞台「黄昏のリストランテ～復讐はラストオーダーのあとで～」(６月２日～27日、東京・新橋演舞場)の出演を控えています。座長の三宅裕司さん（74）に「すてきな笑顔の女優さん」として起用された剛力さん。お肌にも心にも潤いを与えるケア、生活について聞いてみました。（井上　侑香）
――剛力さん肌荒れに悩んだ時期もあったそうですね。

「3、4年前ですかね。元々肌荒れするタイプではなかったのに、すごく荒れてしまって。多分、環境の変化やストレスが原因だったんだと思います。すぐに治るだろうと思っていたら、結局2年は治らなくて、病院に行ってピーリングなどの治療を受けました。肌のターンオーバーを正常にすることにアプローチするピーリングの治療が私には合っていたのかもしれません。徐々に良くなっていきました。それに加えて、私がアンバサダーをやらせてもらっているスキンケアブランド『シンプルプラスプラス』に出会ったことが大きかったです。私の肌との相性がとてもよくて、本当に運命的な出会いでした」

――今はツヤツヤの美肌ですね。

「ありがとうございます。嫌だなと思ったことも眠ると忘れるし、今、ストレスフリーなんで、それもいいんでしょうね」

――姪っ子さんとの時間も大事と聞きました。

「『あめめ』と呼ばれています。今2歳なんです。『あやめ』って小さい子には言いにくいんでしょうね。いろいろとわかってきたのか、先日『私、飛行機に乗りたいな』って言ってきたんです。多分、私が連れて行ってくれるだろうって思ったんでしょうね)。連れて行ってあげたい！本当にかわいいです」

――体のケアの部分ではどうでしょうか。食べ物へのこだわりはありますか。

「野菜が大好きです。私の中ではトマトは“殿堂入り”しています。トマトを除くと、白菜、ゴボウ、モヤシが“トップ3”を行き来していますね。 料理も好きなので、ゴボウはきんぴらやスープにしたりします。ただ、10代の頃にトマトが好きだと話す機会が多かったからか、差し入れにたくさんトマトをいただいて。自分でもお弁当箱にミニトマトを詰めて現場に持って行っていたので、一時期トマトの食べ過ぎでなぜか頭が痛くなったこともありました（笑い）。取りすぎには気をつけています」

―今後どのように年齢を重ねていきたいですか。

「私の基本的な考え方が、とにかく楽しいことをしたい、ワクワクしていたいというものなんです。お仕事もそうですし、プライベートでも今まであまりやってこなかったことをやろうと考えています。今は、友人と旅行に行こうと話しています。あとは自宅に人を呼んでギョウザパーディーもやってみたいです。身近な人が笑顔でいられるようなことができる環境をつくりたいですね」

――これまでもさまざまな役柄を演じてこられましたが、どのような女優を目指していきたいと考えていますか。

「これまでいろいろな役をやらせていただいたと思うんですけど、まさか自分がプロレスラーの役をやらせていただけるとは想像していなかったです。まだまだやったことない役がたくさんあるので新しい役柄にはどんな時も挑戦したいですね。私が演じさせていただくキャラクターは心の強い女性が多いです。押しつけがましくない強さを持った女性は格好いい。見ている方に、そういう部分を『なんだかかっこいいな』と感じ取ってもらい、『これなら真似できるかもしれない』『私も挑戦してみよう』と思っていただけるような、勇気を与えるような、そういうお芝居ができる役者になりたいなと思います」

＜編集後記＞

周囲を明るく照らすような、そんな笑顔が魅力的な剛力彩芽さん。取材中も笑顔を絶やさず、こちらの心までぽかぽかと明るくなるようでした。そんな剛力さんの表情が一層、和らいだのが、姪っ子さんの話題になった時。2歳の姪っ子さんはまだ「あやめ」とうまく発音ができず剛力さんのことを「あめめ」と呼んでいるとか。「本当にかわいいです」姪っ子さんとの心温まるエピソードを語る剛力さんは、柔和な笑みを浮かべていました。この時、インタビューを行っていた部屋は笑顔があふれ、和やかな雰囲気に包まれました。取材中は折に触れて家族や友人、スタッフなど親しい人への思いや感謝も口に。「身近な人が笑顔でいられるようなことができる環境をつくりたい」というマインドが、人の心を明るく照らす素敵な笑顔の源なのかもしれません。（井上　侑香）