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広瀬アリス 海外1人旅 30代で始めた理由とは…「たくさんの経験が生きる栄養に…」

2026.10.15
広瀬アリス 海外1人旅 30代で始めた理由とは…「たくさんの経験が生きる栄養に…」

ドラマや映画など話題作への出演が続いていた2022年4月、女優の広瀬アリスさん(31)は「自身の体に違和感がある」として仕事をセーブ。日本人は休むことが苦手と言われていますが、自身の心と体の声に向き合う大切さについて教えてくれました。(西村 綾乃)

撮影:光山 貴大

――自分の体の声に耳を傾けるタイミングが増えたそうですね。

「そうですね。ギリギリまでやっても寝れば大丈夫という時期は過ぎたので、『今、私大丈夫かな』って、体に聞くタイミングを自分で作るようにしています」

――癒やしの時間などを積極的に作っているのでしょうか。

「私の場合は日々を大事にしています。日々で土台を作ることが大切なので、スペシャルな日はあまり作らないようにしています。肌も特別なことをすると次の日に『あれ?何か(吹き出物が)できてる…』っていうことがよくあるので。でも困ったことに、肌の場合は、荒れるって分かっていても、『これ、良いよ』って聞くと、ちょっと試してみたくなるんです」

――日々、健やかに過ごすために取り入れていることはありますか。

「毎日『今日が一番人生の中で若い!』と思っているので、やりたいことをやろうと思って生きています。自然に触れたい時は、アウトドアキャンプに行くとか、あと海外旅行に1人で行くようになりました。実は今年に入ってから一人旅をめっちゃしています。2週間お休みして、フランスとスペインを巡りました。

韓国、アメリカ、ベトナムにも行っています。アメリカと韓国は2回行きました。友達がいるので、会いに行きながら、テーマパークに行くとかしたいことをしました。全部プライベートで、もう7回飛んでいます」

――今年出かけた国々で、お気に入りは見つかりましたか。

「スペインが気に入りました。パリはやっぱり、ザ・観光地っていう感じで、街がすごいかっこよくて、1日何時間歩いたんだろうっていうぐらいずっと街並みを眺めました。その後にバルセロナに行って、パリと比べるとローカル感もあって観光客が少ない場所も結構多くて、街並みも綺麗でした。食べ物もおいしくて、全体的にスペインの空気感がお気に入りになりました」

――海外での1人旅はどんな効果がありましたか?

「自分は何者でもないんだっていうことを教えてもらえる機会になっています。原点回帰とリフレッシュですね。あとは、強くなれます。トラブルが起きたら自分でなんとか処理しないといけないし、しかも英語が喋れないのに行くので1人でジェスチャーとつたない単語で頑張っています。あとは、〝笑顔〟が最強だと言うことを知りました。何かあったら、ニコってしておけば大丈夫。笑顔最強です!」

――広瀬さんの笑顔は最強です!

「バルセロナで、『パーフェクト!』って言われました。でもなんかそれって、結構生きていく上で大切なことだって感じるんです。言葉で意思疎通できなくても、生きていく上で大事なコミュニケーションについてとか、大人になってもう一度それを体験したくて、1人旅に行くようになりました」

――最初に海外を1人で旅したのはいつぐらいですか?

「30代に入ってからです」

――現在31歳ですので最近のことなんですね。

「そうです。お仕事では行ったことがありましたが、プライベートで海外に行ったのは30代に入ってからです。人生初の海外は10代の時で、マレーシアに行って、初めて海外を1人旅した最初の国はフランス。パリでした」

――なぜパリを選んだのでしょうか。

「なんか格好良さそうだなって。友達がいたのもあります。なかなか日本に帰って来られないから、会いに行くねって。ルーブル美術館、オペラ座と見たいものを全部見て。パリからバルセロナも、飛行機で2時間くらいの距離なので、今年はスペインにも行きました」

――次のお休みに行きたいところはありますか。

「今行きたいところはバリ島。あとはスリランカとサウジアラビアです。バリ島は有名な観光地にも行きたいですし、ローカルな場所にも行きたい。南アフリカのケープタウンやヨハネスブルグとかにも興味があります」

――興味が幅広いですね。

「日本だけで満足してはいけないなって思うんです。日本にいれば平和だし、言葉も全部通じるから楽なんですけど、自分の可能性をそこで留めちゃっている感じがして。もっともっと、世界は広いんだっていうことを、ちゃんと実感したい。海外に目を向け始めた最初の理由でもありました。たくさんの経験が生きる栄養になっています」

――海外で感じたことや経験をまとめられたものを読んでみたいです。

「自分の感情とかを表現するのがすごく苦手なんです。なんか言語化できないんです」

――お話しが上手なので、感じられた思いを書き留めておかれたら楽しそうですね。

「あ、ホントですか。なんか書き留めるのも、確かに面白いかも。やってみようかな。確かに書き出してみて、客観的に読むことも大事ですよね。日記はちょくちょく書くようにはなったんですけど、メモ書きからでもやってみます!」

撮影:光山 貴大

<編集後記>

インタビュー中、広瀬さんの手は表情豊かだった。広げてみたり、両手を重ね合わせたり、指を絡ませたり。リズミカルで伸びやかな動きが広瀬さんの笑顔と声の明るいトーンにさらに彩りを添え、どんどん話に引きつけられた。中でも、30代になってから始めたという海外旅行について、言葉や文化が異なる世界で、知らないことを知っていく喜びを、大きく手を動かしながら、全身を使って伝えてくれる姿には誠実さがにじみ出ているように感じた。それだけに「この人、幸せそうに生きているなと思われたい!」という言葉は自身と丁寧に向き合った結果の確固たる決意に思えた。進化と深化を続ける広瀬さん。最新作では余命宣告を受けた女性のリアルを巧みに表現した。今後どんな姿を、表情を見せ続けてくれるのかが楽しみでならない。(西村 綾乃)

撮影:光山 貴大
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