HEALTH

佐々木希 「やれば返ってくる」 美肌につながるスキマ時間 笑顔で心も健やかに

2026.11.05
佐々木希 「やれば返ってくる」 美肌につながるスキマ時間 笑顔で心も健やかに

美肌の秘けつは「水を飲むこと」という女優の佐々木希さん(38)。子育て、仕事と忙しい日々の中で、無理なく続けられることを取り入れ、自身を磨き続けています。心を穏やかに保つために心がけているのは「笑うこと」。取材中、真剣に答えを探す際、思わず飛び出したチャーミングな一面とは――。芸能生活20周年の節目にフォトエッセイ「Natural』を上梓した佐々木さんの周囲を幸せにする素顔に迫りました。(西村 綾乃)

撮影:大城 有生希

――秋田のご出身ですよね。〝秋田美人〟という言葉が本当にピッタリです。肌のケアはどのようなことをされているのでしょうか。

「皆さんがされていることと、あまり変わらないと思うのですが、お風呂上がりは、まずパックをするようにしています。顔をパックしている間に、家事や子どもの身の回りのことをしています。効率的なので続けています」

――シートパックはお手軽ですよね。

「そうですね。シートパックをする時は、しっかり鏡を見て隙間がないように、肌にくまなく乗せるようにしています。シートを取り出した後に、袋の中に残っている美容成分は首から鎖骨にかけても塗って、全身にしっかり浸透させています。」

――入浴時に心掛けていることはありますか?

「8歳の長男と、3歳の娘がいるので、1人でお風呂に入ることはあまりないです。自分のケアをするというよりも子どもたちとのコミュニケーションの場になっています。本当はゆっくり湯船に浸かりたいんですけど、どうしても子どもが優先になってしまっています」

――ほかに取り入れていることはありますか。

「お水をたくさん飲むことをずっと続けています。あとはビタミンを摂るためにサプリも取り入れています」

――サプリはどのようなものを?

「子どものサッカーを応援に行って、日焼けしてしまったなと感じる時はアフターケアのためにビタミンCを飲んでいます。ほかにも顔色の調子があまり良くない時は、透明感の出るアイテムを取り入れています。肌は本当に、やればやるほど返ってくるので自分に時間をかけられる時はやっていきたいなと思っています」

――心の健康のためにされていることはありますか。

「内面的なことでしたら、よく笑うことですね。自分がうれしくなるようなことを、小さなことでもいいのでいくつか仕込んでおいて、ハッピーでいられるようにしています。気持ちが沈んでいると、表情や肌とかにもよくないかなと思うので。精神的にもやっぱり明るい方が肌は綺麗になったりするかなと思っています」

――ご自身では小中学生の時は新体操を習われていましたが、現在は何かされていますか。

「体を動かすことが好きでした。兄が2人いるという環境もあって活発でしたね。木登りとか走り回ったり。一方で手芸も好きだったんですけど。産後は集中してトレーニングをしていましたが、最近ちょっとサボっていて、また行かなければなと思っているところです」

――子育て中は、定期的に習いごとをするのは難しいですよね。

「そうですね。自宅にいるときは、ストレッチをするようにしています。朝はバタバタしているので、夜、子どもを寝かしつけた後にやっています。唯一の自分の時間なので寝る前に、テレビを見ている最中に体をストレッチして自分の体に目を向ける時間を作っています」

――最近、取り入れて良かったものはありますか?

「美容はその日のコンディションに合わせて、いろいろ使い分けたりしています。食べ物は肌のために野菜をたくさん摂っています。意識しているのは旬のものをいただくこと。旬の時期に旬の野菜を食べると、野菜の力強さをいただいて、パワフルになれる気がします」

――来年の2月で39歳。30代から、40代へ。どのように年齢を重ねていきたいですか。

「大切にしたいのは〝自分らしく〟ということです。自然体でいられる自分でいたいです。仕事とかで大変な時、頑張らなきゃいけない時もあると思うけれど、自宅にいる時は自分に戻ることができるタイミングなので、そういう時間を大切にして自分らしく過ごしたい。楽しい時間のためには、大変なこともある。大変なことがあるから楽しい時間があると思うんです。楽しいだけだと楽しいことに慣れて、それに慣れてしまうのもちょっと違うかなって自分的には思うから。成長するために、あえて大変なことに飛び込む時もあるかもしれないけれど、ありのままの自分でいる時間を楽しく過ごせるように、前向きに挑戦を続けていきたいです」

――ストイックな考え方ですね。

「子供にも伝えているんです。大変なことがあった後は、上がっていくだけだよと。そして、楽しいことばかりが続くわけじゃない。人生は、いいことと大変なことの繰り返しなんじゃないかなと思います」

撮影:大城 有生希

<編集後記>

取材の順番が来た時、佐々木さんはミネラルウオーターの空のペットボトルを握りしめていた。当日は午前中にエッセー本「Natural」の記者会見を行った後、午後から300人以上のファンに本を手渡ししながら言葉を交わすなど交流し、その後はビッシリとインタビューの予定が入っていた。ファンを含めると、半日で会話したのは数百人。それでも1人1人の言葉を受け止め、終始笑顔での対応だった。そして、手元にあるのは少しへこんだペットボトル。全力で向き合っているからこそ、水を飲み干したことなど気にもとめずに着席したのだろう。その表情には忙しさや疲労はみじんも浮かんでいなかった。大きな瞳を輝かせながら「大変ことがあるから、楽しいことがあるんです」。その笑顔と時折、飛び出す秋田なまり。端正な外見とのギャップが明るさと親しみやすさを一層際立たせる。自らを鼓舞して進む強さがさらなる魅力を生み出していると感じた。今年で芸能生活20年。今後どんな姿を見せてくれるのか。進化を見つめ続けたい。(西村 綾乃)

撮影:大城 有生希
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