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檀れい ラジオ体操が日課「第2」まで「不調が分かる」体を動かすのは得意ではないけど…

2026.08.25
檀れい ラジオ体操が日課「第2」まで「不調が分かる」体を動かすのは得意ではないけど…

癒やし系として男女問わず人気の檀れいさん(55)。自分の体と向き合うため、毎日続けていることがあるといいます。それは誰もが学生時代に経験する「ラジオ体操」。凜としたたたずまいが素敵ですが、一方でチャーミングな素顔を持つ檀さんが、ラジオ体操について熱く語ってくれました。(西村 綾乃)

撮影:田中 和也

――ラジオ体操を日課にされていると聞きました。「第1」だけではなく、「第2」までやっているそうですね。

「そうなんです。最初にいいなって思ったのは、整形外科医の中村格子さんがラジオ体操の本を出された時で、それは15年ぐらい前のことでした。ラジオ体操はとっても良いんですよと聞いて、『へぇー』って思っていたんです。で、そこから何かある時には、ラジオ体操をしていました。その後、ずっと続けていたわけではなかったのですが、昨年、舞台に出る時にストレッチをして、ラジオ体操をして、発声をしてということをルーティーンにして、そこから続けるようになりました」

――舞台の前には結構しっかり体を動かすのですね。

「はい。発声をして、ストレッチを丁寧にして、ラジオ体操は第1と第2をするので、1時間弱ですね。ラジオ体操は何がいいかというと、体がまず起きる。あとは、毎日同じ動きをしていると、自分の不調が分かるんです。今日はちょっと右腰が張っているなとか、どんどん背中が柔らかくなってきてるぞとか、腕の可動域が上がったなとか。日々の違いが分かるんですよ」

――この取材の前に、久しぶりにラジオ体操をやってみたのですが、結構ハードな動きだなと感じました。腰の動きの時は自信がないなって…。

「はい。私も子供の頃と違って、腰の動きには自信がなくなってきています。バキっ!ていかないように、ちょっと膝を曲げながらやったりしています。第1は老若男女問わず全ての皆さんにいいと思います。第2は若者にオススメです」

――第2はダイナミックな動きが多いと思います。

「はい。第2は真面目にやるとちょっとしんどいです。なので第2は、『今日は頑張るぞ!』っていうような時に、気合いを入れるためにやっています。その日の体調などによって、両方やる時もあれば、第1だけの日もあります。やると1日元気でいられますし、体を動かすとやっぱりスイッチが入ります」

――もともと運動はお好きなのでしょうか?

「あんまり好きじゃないです。宝塚にいましたが、体を動かすことは得意ではありませんでした」

――そうなんですね。意外です。

「宝塚で踊る時は、みんながいるから楽しくできましたが、1人で踊るのはあまり好きではありませんでした。走るのもみんながいるからできる。1人で走るなんて、孤独すぎます」

――孤独すぎるという表現が面白いです。今後はどのように年齢を重ねていかれたいですか。

「私は、オードリー・ヘップバーンが10代の時から大好きでした。彼女が『ローマの休日』で見せた、世界中の人から愛される美しい姿も大好きなんですけれども、年齢を重ねて、たくさんのしわが刻まれたお顔のお写真もあって、それを目にした時に年齢を重ねることによって、若さとは違う大人の豊かさみたいなものがにじみ出るのだと感じたんです。人生経験など、その人自身が乗り越えてきたからこそ、浮かんでくる大きさというのでしょうか。生きていると、いいことも悪いことも、色んなことが押し寄せて来るけれども、やっぱりそれに対して、1つ1つ乗り越えていくと豊かな人間になれるのだなって。私自身もそうなれたらなって思うんです」

――気持ちも豊かでありたいですね。

「やっぱり自分の人生だし、せっかく生まれて、今の時代に生きてるんだから、精一杯生きたい。『私はこんなに頑張りました!』って思って、最後、天国に行きたいので、どんな時も精一杯できることをやりたいと思っているんです。もちろんできないこともあると思うけど、でも私はここまでやったんだっていう思いで最後を迎えたいかなって思っていますね」

撮影:田中 和也

<取材後記>

今年3月に所属していた事務所から独立した檀れいさん。個人事務所を設立し、初めてファンの前に姿を見せる作品として「声」の表現が主体となる朗読劇の仕事を選んだのは、「挑戦をし続けたい」という思いから。取材現場では、その中身が苦手な〝怪談〟だったことは盲点だったと明かし、天然ぶりをのぞかせた。

「お化けとか、怖い作品は苦手なんです」と明かした檀さんに、親近感があった私だったが、過去最も怖かった作品として挙げた、映画「リング」について語る姿は映画を見た時以上の驚きがあった。

それは井戸に突き落とされた貞子が、這い出てくる有名なシーン。膝の上に置いていた両手を、テーブルの上に乗せた檀さんは、テーブルを引っ掻くように指に力を入れると、その指を手前にグググッと引き寄せながら、恐怖の時間を再現してくれた。映画の貞子は何も言わずこちらに迫り、その様子を映していたテレビ画面を越えて、テレビがある部屋に侵入してくるという恐ろしさがあった。

テーブルの向こうにいる檀さんは、「誰が井戸に落としたんだろう」、「井戸を登る間に、きっと爪もはがれちゃったと思うの」と〝リアル貞子〟として、貞子が感じたであろう絶望を代弁。爪が白くなるほど力を入れた指先に、貞子の無念さをにじませた。

「怖い」と言いながらも、しっかりと再現できる観察力のすごさと、物語にも描かれていないことを想像することによって、人物を立体的にしていく。表現者としての手法に少しだけ触れた時間だった。(西村 綾乃)

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