女優の高島礼子さんはさまざまな役柄に挑戦しています。今夏は舞台「かたき同志」（大阪・新歌舞伎座、8月30日～9月21日）で、娘の結婚に猛反対するパワフルな母親に挑む予定です。同作は演出の石井ふく子さんの白寿記念公演。石井さんは9月に99歳になります。現役バリバリのその姿は大きな刺激になっているよう。高島さんが目指す女性像とは…。（望月　清香）

――さまざまな役柄を演じてきた高島さん。女優さんとしてはこれからどんな活躍をしたいですか。

「依頼があったら“ありがとうございます”と挑戦していきたいですね。私に挑戦をさせてくださるお仕事があったら、どんなこともやりたいです。バラエティー番組も楽しくてしようがないです。バラエティーから学ぶこともたくさんあります」

――憧れの女優像を教えてください。

「樹木希林さんや野際陽子さんのような女優さんになりたいです。おふたりとも亡くなるまでずっと映画やドラマでもの凄くご活躍されていました。そんな息の長い役者に憧れます。せっかく定年のない職業なので、できる限り続けていきたいです。私の周りには石井ふく子先生をはじめとした第一線で活躍し続けている先輩がたくさんいらっしゃいます。私もその方々のようになれるように頑張りたいです。そのためにやっぱりいろいろなことに挑戦させていただきたいと思います」

――石井さんは舞台の上演中に99歳になります。90歳を過ぎても現役で活躍する姿は刺激になるのではないでしょうか。

「先生の前で“もう60歳です”なんて言ったら怒られてしまいます。白寿を迎える先生の前ではそんなことは言えません。先生からはいつもすごくパワーをいただいています。素敵な人生の先輩です。そんな方と舞台をご一緒できて本当に幸せです」

――プライベートで挑戦したいことはありますか。

「最近やっとゴルフにハマりました。友達がみんなゴルフをやっているので、私も始めないと一緒に遊べないと思って、4、5年前に。最初は全く上達しなくて苦しかったんですよ。真っすぐには飛ぶんですけど、飛距離がなかなか出なくて。距離が飛ばないから会話を楽しめないし、皆さんがカートで移動する中、私だけずっと歩いていました。初めは何が楽しいんだかよく分からなかったです（笑い）」

――少しずつ楽しさが分かっていったのですね！

「ちょっとずつ飛距離が出てきて、皆さんと一緒に楽しめる時間が増えてきました。距離を飛ばせるようになってくると楽しくて、もっと頑張ろうという気持ちになります」

――これからゴルフをどのように楽しんでいきたいですか。

「おしゃれなゴルフウェアにも挑戦していきたいので、若いゴルフ女子のファッションもチェックしています。若い人から教わることもたくさんあると思っています」