小池栄子 目標は50歳で朝ドラヒロイン「年配のヒロインをやりたい」 主演ドラマ「さよならノワール」が話題
2026.07.21
作品ごとに違った顔を見せて圧倒的な存在感を放つ女優の小池栄子さん(45)。現在放送中のフジテレビドラマ「さよならノワール」(火曜後9・00)ではクールながらも情深い元刑事を演じ、「かっこいい」「今後も楽しみ」と話題を集めています。作品に込めた思いやエネルギッシュに役に向き合うための秘けつ、今後の目標を聞きました。(望月 清香)

――犯罪被害者支援室はこれまであまりスポットが当てられていなかった部署かと思います。犯罪被害者支援室の仕事についてどのように感じていますか。
「犯罪被害者支援室は当事者だけじゃなくて、その周りにいる人たちがこれ以上心の血を流さないように止血する仕事。正解がないし、自分の支援が正解だったかは時間が経たないと分からない。前回はこうだったら次もこうすればいいというのが通用する仕事でもない。とても大変で責任のあるお仕事だと思いました」
――主人公・黒木夏海は小池さんの明るくハキハキしたイメージとは大きく異なる役柄です。演じてみていかがでしたか。
「私は分かりやすい表現の方が得意で、そういう役柄を演じることが多かった。でも今回の役柄はドラマのテーマと同じくはっきり正解が出ない。迷いながら演じるという感じでした」
――撮影を振り返っていかがでしたか。
「白でも黒でもない良い意味で曖昧で絶妙なラインをずっとみんなで探りながら撮影していました。監督は“分かりやすくすることは簡単だけどそれはしたくない”とずっとおっしゃっていました。人はどうしてもこのシーンの正解は何かなど、答えを見つけたがりますが、今作は答えが出ない。凄くチャレンジングな撮影でした」
――ドラマの撮影には体力が不可欠かと思います。以前、「健康やボディーラインを保つためにお米は絶対に必要」と話していましたが、今もお米を欠かさずに食べるのですか。
「お米は小さい頃から大好きで、毎日食べています。炭水化物を取らないと脂肪が燃えないし、運動するためのエネルギー源がなくなってしまう。肌の水分がなくなって肌もカサカサになってしまいます。確かに食べないことが一番簡単な痩せ方なのですが、私はトレーニング中でも炭水化物はあまり抜かないです。旦那さんもお米が好きなので、我が家のお米の減るスピードはめちゃくちゃ早いです(笑)」
――様々な役柄を演じている小池さん。今後、女優として挑戦したいことを教えてください。
「基本的にはきたお仕事を何でもやりたい人なのですが、やっぱりまだお会いしたことのない方ともっともっとお仕事をしてみたいなと思います。初めましての方とこれからどれだけたくさん出会えるかが楽しみです。年下の方や年下の監督などともいっぱいお仕事してみたいですね」
――過去のインタビューで「目標は50歳で朝ドラヒロイン」と話していた小池さん。朝ドラヒロインへの思いを聞かせてください。
「朝ドラのヒロインやりたいですね。でももうほぼ諦めています。朝ドラの関係者にいろいろリサーチしているんですけど、やっぱりちょっと無理っぽいなって(笑)。ただ私は50歳でヒロインをやりたいと言っているので、あと 5年くらい時間があるんですよね。それまでにブームが起きたらもしかしたら…。年配のヒロインをやりたくて。大人たちで子供時代からおじいちゃん、おばあちゃんになるまでを演じることができたら面白いんじゃないかと思っています」

<取材後記>
インタビューした日は“取材デー”。同一の作品について複数の媒体がインタビューを行う1日。待機中に他媒体の質問に答える小池さんの声が聞こえてきた。驚いたのは、作品に関する似たような内容の質問に対して、小池さんが媒体ごとに表現を少しずつ変えていたことだった。インタビューでは記者を優しいまなざしで見つめながら、質問にうなずいて聞いて答えてくれた。ユーモアも忘れない。小池さんのお話に思わず笑ってしまう場面が何度もあった。小池さんをインタビューする前まで抱いていたのは「強くて凛としていてサバサバしている」といった“剛”のイメージだった。だが、実際にお会いしてみて感じたのはしなやかさ。柔軟な対応、そして気遣い。グラビアアイドルとして活躍後、女優としてドラマ、映画に引っ張りだこの理由の一端を目の当たりにした気がした。「年齢に逆らわずありのままの姿で出続けることができたらうれしい」と口にした小池さん。これからもどのように進化していくのか楽しみにしていきたい。(望月 清香)
