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菊地凛子「心身を癒やしてくれるお守りのような存在」とは 香りを持ち歩いて…

2026.03.26
菊地凛子「心身を癒やしてくれるお守りのような存在」とは 香りを持ち歩いて…

女優の菊地凛子さん(45)はお気に入りの香りで自分の〝居場所〟を作るといいます。自宅ではもちろん、楽屋 などにもアロマオイルやお香、香水などを持ち込み落ち着ける空間を大切にしているそうです。「心身を癒やしてくれるお守りのような存在」と語る香りについて、美肌の秘けつについても教えてくれました。(西村 綾乃)

撮影:尾崎 有希

――寒暖差が大きい季節。体調を管理するためにどのようなことをしていますか?

「私は香りですね。頭痛持ちなので、香りで自分の体調を整えるということを結構意識しています。好きな香りをまとうと心身がほぐれていくことを感じます」

――香りに魅了されたきっかけは?

「幼いころに『香り玉』(香りがついたゴム状のビーズ)って流行ったんです。イチゴとかの香りがするんですけど、あれがすごく好きでハマってしまって、香りに目覚めました。小学生の時には子供用のネイルオイルを買ってもらって、そこからずっと、自分の周りに香るものを置いていました。香水も好きですし 、今はアロマオイルとかも  好きです。ちょっとリラックスしたいなって思う時は、好きな香りに包まれていると初めての場所でも自分の場所になるというか。自分が落ち着ける空間を作るようにしているんです」

――今日も持っていますか。

「はい。持ってきました。今日はネイルオイルとアロマオイルを持ってきました。その日の気分で選ぶ香りが違うんですけど、今日はちょっとフルーティーなものを選びました」

――この香りが特に落ち着くなど、お気に入りの香りはありますか?

「ペパーミントの爽やかな香りが好きです。ミントっぽいものをベースにセージが入っている香りも落ち着きます。季節によっても少し変化して、夏はちょっと強い柑橘系の香りが好きで、秋になってくると、少しビーチっぽい、陽の香りを感じるものも好きですね」

――その日に合うものをどのように選んでいますか?

「引き出しを開けるといろいろな香りが入っているので、その時の体調や気分に合わせてパッパッパッと選んでいます。何をしてあげれば自分の体が落ち着くのか、体調が悪い時だったら、何が合うのかが分かっているので、お守りのようなものですね」

――心の声をしっかり聞いているのですね。朝晩のルーティーンなどはありますか?

「肌のことは夜にやれたらと思うんですけど、夜は子どもの寝かしつけなどがあるので、大体寝落ちしています(笑い)。 だからとにかくパックだけは 絶対にやろうと決めて、パックだけは朝晩やっています。お風呂は適切な温度でゆっくり入る。寝る直前だとあまりよくないと聞いたので、少し早めに入るようにしています。あとはとにかく体を冷やさないようにして、良質な睡眠を取ること。寒い時期はもちろんですが、夏も体を冷やさないように気をつけています」

――華やかな佇まいが印象的です。美しくいるためのこだわりはありますか?

「姿勢でしょうか。あとはメイクさんがいて、スタイリストさんがいて、美しくしてもらってカメラの前に立っているので。寝起きでそのままいたら、皆さんの前に立てないです…(笑い) 。でもそうやって変身しているわけじゃないですけど、変われるのはすごく楽しい仕事だなって思います」

――今後はどのように年齢を重ねていきたいと思いますか?

「生きていると毎日毎日いろいろなものを選択して消費しているじゃないですか。だから、自分を消費させないことかなと思うし、ある種、なんかそういうことに、ちょっと抗っていきたいっていう思いがあります。柔軟で健やかではありたいんですけど、人のペースに合わせていると疲れてしまうので、自分のペースもしっかり守っていきたい。何が好きで何が嫌いかっていうのは、常に自分だけのものだから、だから自分が大事にしているものは大事にしていきたいです」

――好きな言葉はありますか?

「よく言うのは『健康第一』です。家族みんな笑顔で過ごすためにも、健康が一番大事。これはうちの家訓でもあります。子どもたちにも『健康が大事だよ』って言っていますし、子どもたちも『健康第一!』って言っています」

撮影:尾崎 有希

<取材後記>

 透明な肌、落ち着いた眼差し。菊地凛子さんは「クールビューティー」の言葉がぴったりの大人の女性だ。ハウススタジオでの取材には、肩から裾にかけてパールホワイト、パールグリーン、ブラックへと変わるグラデーションが美しいワンピース姿で現れた。凜(りん)とした佇まいに「孤高のクジャクのようだ」と思った。自然光が入ってくるスタジオでの撮影はまとう光にもこだわった。太陽の位置を見てカメラマンと構図について話す姿は高いレベルを知る人の厳しさをのぞかせた。だが、インタビューでは「あはは」と人懐っこい笑顔。どんな役柄も演じる魅力はこのギャップにあると確信した。

神奈川県秦野市出身。学校の登下校で脚を鍛えたエピソードを明かしてくれた際、昨年、同市出身のメンバーが多い、ロックバンド・LUNA SEAの取材のために、記者が何度も同市に出向いた話しをすると、「えっ?秦野市に?」と興味津々。大きな瞳をより大きくして、登下校時は、同市内を流れる水無川沿いを歩くこともあったとローカルな話しも明かしてくれた。

初挑戦した舞台「いのこりぐみ」は、主演の小栗旬、平岩紙、相島一之と、異なる色を持つ4人がぶつかり合う物語。菊地は我が子を思うあまりに、モンスターペアレント化してしまう母親を熱演している。インタビューでは「なんか見せてくれろや菊池凛子!!と期待しないで」と話していたが、劇中で〝お笑い〟を披露する場面もある。客席の反応が日々違うのが舞台の醍醐味だ。「初日から1カ月以上経った今、物語のエッセンスとなる笑いも〝モンスター級〟の成長を見せているはずだ。(西村 綾乃)

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