鈴木保奈美 趣味から学んでいることとは「この年齢になっても知らないことが…」仕事にも好影響
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役者にとって大切なのは「間」といいます。女優・鈴木保奈美さん(58)は茶道からそれを修得しているそうです。今年1月期のテレビ朝日「プライベートバンカー」に続き、フジテレビ「人事の人見」(火曜後9・00、6月17日最終回)と2期連続で民放ゴールデン帯の連続ドラマにレギュラー出演。第一線で活躍を続ける中で大切にしている趣味ついて聞きました。(井利 萌弥)
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――多忙な生活の中ですが、続けている趣味はありますか?
「行けるときにはお茶のお稽古に行っています。お茶って総合芸術なので、実はお茶だけではなくて、お花とか、お茶室のしつらえだとか、和歌だとか、あと器のことだとか、いろいろな文化が関わってくる。そんなところに魅力を感じています」
――2015年ごろから通われ、師範の免状もお持ちと聞いています。茶道からはどんな気付きや学びがありますか。
「私が習っている流派はとても和やかで、先生がとても柔らかくて、壁を持たずにいろいろなことを教えてくださっています。例えば、一度お茶室に入ったら、年齢や上下は関係なく、全て平等になる。私が、凄く薄くてまずいお茶を差し上げちゃったときもあったんですが(笑い)、そういう失敗も、全て平等になるんです。平等だけれども、お互い礼節を踏まえて、会話をしていく。会話の大切さというのも学んでいますね」
――茶道が女優のお仕事に役立っていることはありますか?
「一度、先生が、“保奈美さん、大事なことは『間(ま)』よ”っておっしゃったことがあって。その言葉はお仕事のときでも生きていますね。お茶の所作もそうですし、人との会話にしても、間が大事っていうことを、先生はおっしゃるんです。この“間”って実は、私たちのお芝居の世界でも、本当に大事なことなんです。先生からこの言葉をうかがってあらためて、お仕事中に“よし、間が大事だ”と心の中で思い返しています」
――鈴木さんにとって趣味の時間にはどんな意味がありますか?
「人間関係の作り方というか、人との関わり方だったりとかも、お稽古から学んでいます。先生からお話をうかがうだけでも、この年になっても知らないことがいっぱいあるんだなと、とても勉強になっています」
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