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小池栄子 「さよならノワール」で犯罪被害者らに寄り添う元刑事を好演「気軽に“助けてください”って言える流れになったら」

2026.07.14
小池栄子 「さよならノワール」で犯罪被害者らに寄り添う元刑事を好演「気軽に“助けてください”って言える流れになったら」

明るくサバサバとしたキャラクターが魅力の女優の小池栄子さん(45)。フジテレビドラマ「さよならノワール」(火曜後9・00)ではパブリックイメージとは異なる影のある役柄を演じています。犯罪被害者支援室所属で犯罪被害者や遺族を支援する元刑事役。自身も心の傷や孤独を抱えながら被害者や遺族に親身に寄り添う女性を繊細に表現しています。ドラマの見どころや視聴者に届けたいメッセージを聞きました。(望月 清香)

撮影:木村 揚輔

――今作の出演依頼を受けた時のお気持ちを教えてください。

「『新宿野戦病院』でご一緒した監督、チームの作品だったので、その方たちと一緒に全然毛色の違う作品を作れるのが凄く楽しみでした」

――河毛俊介監督の作品のどのようなところに魅力を感じていますか。

「凄くおしゃれなんです。やりたいこと、作りたい世界観がしっかり見えている監督。今回は『新宿野戦病院』とはまた打って変わった作品で、テイストや絵作り、曲、全面にスモークをたいている世界観が魅力的だなと思います。現実なんだけど、どこか現実離れしているような雰囲気のある作品です。芝居面においては凄く丁寧にちょっとした感情の機微をキャッチしてくださる方なので、また演出を受けられるのがうれしかったです」

――小池さん自身が主人公の黒木夏海と重なる部分を教えてください。

「なるべく人から相談を受けた時は意見を挟まずに聞こうとは心掛けています。ただ、黒木までのことはできないですね。友人に相談されると、ついつい私は口を挟みたくなっちゃう。今回せっかくこういう経験をしたので、人への寄り添い方を少し変えてみようかなと思います」

――徹底的に相手に寄り添う夏海の姿から学びを得たのですね。

「犯罪被害者支援室はそれまで関係性のなかった被害者や遺族の心をほぐしていく仕事。立場的にどうしても導きたくなるし、“それは良くないよ”と言いがちじゃないですか。でも人ってそんなにはっきり正解は出ない。ドラマを通して、まずは相手に存分に話してもらうことが大事なんだと思いました。人はやっぱり話を聞いてもらうと安心するんだろうなと思いましたね」

――心の傷は目に見えないからこそ、ケアが難しいのではないでしょうか。

「そうですね。人に迷惑がかかるから声を上げられない方がたくさんいらっしゃると思うんです。ドラマを見終わった後に、少しでも気軽に“助けてください”って言える流れになったらいいなと思います」

――小池さん自身は困った時に人に助けを求められるタイプですか。

「すぐに“助けて”と言います。1人でも多くの方に大変だと伝えて、いろいろな解決案を聞きます」

――若い時から人に相談できるタイプだったのですか。

「若い時より年を重ねてからの方が言えるようになったかもしれないです。若い時は苦手なものとか駄目なものを人に言うのが恥ずかしいとかダサいと思っていた。今はそういうプライドが一切ないので、困ったらすぐ人に相談します。今も頑固だと言われることは多いのですが、年を重ねる中である一部分では柔軟な人間になったなと思います」

撮影:木村 揚輔
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