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「お姉ちゃん頑張る」“家長”として歩み続けた倉科カナの女優人生 自身にとっての家族の存在とは

2026.02.21
「お姉ちゃん頑張る」“家長”として歩み続けた倉科カナの女優人生 自身にとっての家族の存在とは

しっかり者の女優・倉科カナさん(38)。5人兄弟の長女として、必死に仕事に取り組んできましたが、その真面目さゆえに思い悩むことも。女優人生の支えになっていることを聞きました。(井利 萌弥)

撮影:尾崎 有希

―現在出演中のNHK BS時代劇「浮浪雲」(日曜後6・45)は、幕末に生きる自由気ままな主人公・雲が、人々の運命を動かしていくヒューマンストーリーです。倉科さんは温かみのある世話女房・かめを演じていますが、ご自身と重なる部分はありますか?

「うちは父がいなくて、私が自然と家長のようになっているので、自分で言うのもなんですがかめとしっかり者の部分は重なりますね。結構真面目なタイプで、雲さんのような要素が全くないからこそ、そういう人に憧れはあります。私も少しはそういう奔放さが欲しいなと思ったりします」

―共感できる部分があると、ご自身で見ていても楽しそうですね。

「自分で見ることはあまりなくて、見なければいけないときにだけ見ます(笑い)。反省点ばかりが浮かんで、メンタルがやられるんですよ。自分に自信があったら、見てもきっと“ここ良かったな”というところをピックアップできるだろうけど、私には“もっとこうすれば良かった”という反省点ばかり目についちゃいますね。撮影が終わって、お風呂に入っているときなんかに“ここ、こうすれば良かった”と思ったり、セリフの一言がしっくりこなくて“どうしたら良かったんだろう”と、撮影期間中も、終わった後も考えてしまいます」

―悩みを誰かにお話することはありますか?

「同じ女優業の仲間や家族に相談に乗ってもらっています。孤独な職業なので、ある程度は弱音を吐くようにしていて、母には“もうだめだ、無理だ~”と言ったりしていますね。すると“もう大丈夫じゃない?”みたいな感じで、適当に慰めてくれます(笑い)。だから気軽に弱音が吐けるんですよ。私が重くなっているときに、向こうは軽く返してくれるので、“私の悩みってそんなに重いことじゃないんだな”と思えます」

―雲役の佐々木蔵之介さんは“妻役が倉科さんでガッツポーズした”と喜んでいましたよ。

「私で良かったと言っていただけるのは、すごく嬉しいです。たくさんいる女優さんの中から私を選んでくださって、私がいいと言ってくださることは、今までやってきたことを認められたような気持ちになりますし、頑張ってきてよかったと心から思います」

―倉科さんにとって、仕事の一番の支えになっていることはなんですか?

「やっぱり家族ですかね。どうしても家長なので、“妹たちと弟を学校に行かせるまではお姉ちゃん頑張る”と思っていました。支えられるにしても、支えるにしても、仕事において家族の存在は大きくて、今も原動力になっています。母は、私の作品も何でも見てくれて、毎週楽しみにしてくれるので、凄い励みになりますね」

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