TRENDS

鈴木愛理 主演映画「ただいまって言える場所」で主題歌の作詞に挑戦 歌詞に記した母からの“金言”明かす「凄く心に残りました」

2026.01.16
鈴木愛理 主演映画「ただいまって言える場所」で主題歌の作詞に挑戦 歌詞に記した母からの“金言”明かす「凄く心に残りました」

映画「ただいまって言える場所」(1月23日公開、監督塚本連平)で映画単独初主演を務める鈴木愛理さん(31)。主演だけでなく、主題歌の作詞と歌唱にも挑戦しました。タイトルは「ただいまの魔法」。作曲はNHK Eテレ「クラシックTV」での共演をきっかけに親交のあるピアニストの清塚信也さんが手がけています。鈴木さんの語りかけるような温かい歌声と清塚さんの優しいメロディーが映画の感動をより深めるでしょう。鈴木さんに楽曲に込めた思いを聞きました。(望月 清香)

撮影:西尾 大助

――「ただいまって言える場所」は親元から離れられずにいる中学生教師と優等生ながらも学校に通えない少女の交流を描くヒューマンドラマですね。主題歌については、どのような経緯で清塚さんとのタッグが実現したのですか。

「清塚さんはずっと前から “いつか一緒に楽曲を作りたいね”と言ってくださっていました。私も清塚さんに“いつか絶対にお母さんのことを歌にしたいんですよね。その時は清塚さんに曲を作っていただきたいです”とお話していました。今回、映画の主題歌のお話をいただいて、これはぜひ清塚さんにお願いしたいと思ってお願いをしました」

――清塚さんが作曲したメロディーを聞いた感想を教えてください。

「清塚さんからの愛をたくさん感じました。私はクラッシックの作曲家の中でブラームスが一番好きなのですが、ブラームスの曲のフレーズを少し入れてくださっています。それから私が大好きなチェロの音も入れてくださっています」

――どのような思いで歌詞を書きましたか。

「私にとって“ただいまって言える場所”の1つは家族です。(映画の主人公の朝井)えりこにとっても私自身にとってもお母さんという存在がとても大きかったので、お母さんのことを思いながら歌詞を書きました。ソロデビューのアルバムで作詞をしたことがあるのですが、ゼロからフルで作詞するのは今回が初めて。初めて自分の力だけで全部の歌詞を書きました。清塚さんには“愛理ちゃんが詩を書かないと僕は曲をつくらないよ”と言われていたので、清塚さんとの約束を果たせたんじゃないかなと思います。アーティストとしても前進できた気がします」

――「あなたがくれた“自分の幸せを大切にして”が今も私の胸で繰り返す」という歌詞が特に印象的でした。これは実際にお母さんからかけられた言葉なのでしょうか。

「そうです。私は、ファンの方や自分に関わってくれた方に“明日からも元気に生きよう”と思っていただきたくて、表舞台に立っています。“誰かのために”が私の原動力。だから、ついつい自分のことよりも周りのことを考えてしまいます。そういう私の性格を分かってくれているからこそ、お母さんが“自分自身の幸せを考えなさいよ”という意味で言ってくれた大切な言葉です」

――いつごろにかけられた言葉ですか。

「去年の6月頃です。実はその時、自分の気持ちが凄く落ちていました。自分が落ちている時に言ってくれた言葉だったので、凄く心に残りました。これまでもお母さんの言葉に励まされたり、支えられたりしたことがたくさんあります。感謝しても感謝しきれないです」

――鈴木さんにとってお母さんはどんな存在ですか。

「ずっと迷惑をかけてきたし、ずっとお世話になっています。私のお母さんは凄く強くてかっこよくて明るい女性です。でもきっと誰よりも繊細な心をもっていて、いろいろなことを乗り越えてきたのだと思います。アイドル時代はずっと私の時間軸で動いてくれていたので、最近やっと自分のために整体に行ってくれるようになったのがうれしいです」

――レコーディングではどのようなことを意識しましたか。

「レコーディングは一発録りを2回くらいしました。テイクを重ねるよりも生の空気を大切にして録りました。ピアノとチェロに合わせてのレコーディングで、緊張感のある中でできたと思います。貴重な体験でした。チェロの音色は人間の温かさに似ているので、まるでお母さんの腕に包まれているような感覚で歌えました。清塚さんの愛にも包まれながら歌えたと思います」

――お母さんにとってもこの曲は宝物になったのではないでしょうか。

「そうだとうれしいですね。お母さんにもらった言葉やお母さんへの思いを凄く大事に紡いだので、どう受け取ってくれるかなと思っています。恥ずかしいのですが、お母さんへの感謝が伝わったらうれしいなと思います」

撮影:西尾 大助

ヘアメイク:髙橋綾、スタイリスト:稲葉有理奈(KIND)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加