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中条あやみ 生活習慣明かす「朝は必ず焼いた魚を」小さな楽しみを見つけながら過ごす日々 頑張る自分へのご褒美とは…

2025.11.09
中条あやみ 生活習慣明かす「朝は必ず焼いた魚を」小さな楽しみを見つけながら過ごす日々 頑張る自分へのご褒美とは…

 第一線で活躍し続ける女優の中条あやみさん(28)は圧倒的な美ぼうとスタイル、見ている人を引き込む高い演技力で幅広い世代に支持されています。エネルギッシュな日々を支える生活の中の取り組み、気になる「美の秘けつ」、食べている物まで聞いてみました。(西村 綾乃)

撮影:西尾大助

――透き通る肌、美しい笑顔が素敵です。外で行った写真撮影では、通りがかりの皆さんも驚いて振り返っていました。

「特別なことは何もしていないんです。凝ったことはできないので、続けられることを続けているだけなんです」

――「続けられることを続けているだけ」とは、どのようなことか、ぜひ教えていただきたいです!

「今は乾燥する季節なので、加湿器を置くとか。ジムは行けるタイミングで行っています」

――ヨガやピラティスなども人気ですが、中条さんはどのような運動が好きですか。

「3年前から乗馬を始めて、ハマっています。あとは、走ることが好きです。実はマラソン大会に出たいなと少し思っています」

――モデルとして、ショーに出ることも多くあります。プロポーションを整えるためにはどのようなことをされていますか。

「TGC(東京ガールズコレクション)など、ショーの前には炭水化物を減らすようにしています。一時期はお魚と野菜だけしか摂らないようにしていたこともありました。そうすると、肌の感じが全然違います。いまはお肉も食べますが、朝は必ず焼いた魚を食べています。鮭、アジ、ししゃも、ホッケなど、その日の気分で変えています。腸を整えることも体のために大切だと思っています」

――中条さんは、口にされる言葉も穏やかで美しい言葉が多いと感じます。今回インタビューにご登場いただいたサイト名が「CoCorone」というのですが、中条さんは心の音に耳を傾けた時に、どのような声が聞こえてきますか。

「心の中は意外とおしゃべりです。『お腹空いたー』『ねむいー』『暑い-』とか。基本的にせっかちですし(笑)。朝目が覚めた瞬間から、歌えるぐらい元気です」

――体はもちろんですが、「心」を整えるためにされていることはありますか。

「自宅でリラックスしたい時は、お風呂でアロマキャンドルをたいています。その炎を見て落ち着きます。お香も好きで、部屋ではお香をたくこともあります。あとはサウナ巡りをすることも好きです。新規開拓しようと、あちこち出かけています」

――中条さんがサウナに入ってきたら驚きます!

「それが、意外と見つからないんですよ。サウナでこだわっているのはお水です。サウナの後に浴びる水が、井戸水の成分のものだとまろやかで良いので、以前は和歌山の方にも行きました」

――日々の努力と、心を整えることが中条さんの美しさの秘けつと感じました。映画の公開とドラマの撮影など多忙な日々と思いますが、頑張っている自分へのご褒美はありますか。

「サウナ、銭湯ですね。食べ物だと今は、しょっぱいものでは、(福岡)博多の豚骨ラーメン。ひつまぶしも好きです。甘い物だと、モンブランとチョコレートが大好き。『頑張ったーー!!』ってご褒美の方が多い時もあるかもしれません(笑い)」

撮影:西尾大助

◇中条 あやみ(なかじょう・あやみ)1997年(平9)2月4日生まれ、大阪府出身の28歳。14歳の時にモデルとして芸能界デビュー。2012年の連続ドラマ「黒の教師」で女優デビューした。ヒロインを務めた16年公開の映画「セトウツミ」で毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞。初のフォトエッセイ「明日へのことば」(幻冬舎)を刊行。出演する映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」が公開中。放送中のTBSドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(火曜後10・00)にも出演している。

<編集後記>

インタビューは相手の話に耳を傾けることが基本。しかし、トーク番組でMCを務めていた中条あやみさんは〝聞き上手〟な人。丁寧に考えて口にした質問の回答を聞いた記者が感想を伝えると、「えぇ。そんな風に思ってくれるのうれしい!」と美しい笑顔で返された。

そんな笑顔を向けてくれるなら、もっと喜んでほしい!と話しが脱線することもしばしば。「えっ!」と驚く時は、大きな瞳をより大きくさせて、打てば響きまくりの姿は、取材とはいえ、一方通行の会話ではない。「思いをしっかりと受け止めてくれたんだ」という愛情が感じられた。

スタッフはもちろん、気配りが全方向に向けられていると感じたのは、街中で行った撮影での一コマ。突然現れた美女を見て驚いた女性2人組は、同じ道を通り過ぎてから、反対側の歩道を戻ってきて「中条あやみだ!!!」と仰天。そわそわし始めた2人に向け、美しい笑顔で会釈すると、その場のふわふわした空気が静かに落ち着いていった。言葉を交わさなくても、相手を両手で受け止めていることを伝えることができる。周囲にも迷惑を掛けないよう配慮を欠かさない。母のような包容力を感じた瞬間だった。

取材時に「走るフォームを整えている」と話してくれたが、「マラソン大会に出たい」と高い目標がすっと出てくるのは、負けず嫌いの彼女ならではの思考だ。新しいステージへ。扉を開き続ける中条さんをこれからも、取材していきたい。(西村 綾乃)

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