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後藤真希 25周年アルバムで「Da‒iCE」花村想太とコラボ「刺激がすごくあった」 後藤にとってのライブとは…

2025.10.29
後藤真希 25周年アルバムで「Da‒iCE」花村想太とコラボ「刺激がすごくあった」 後藤にとってのライブとは…

華やかさとカリスマ性を持った元モーニング娘で歌手の後藤真希さん(40)。昨年にデビュー25周年を迎えました。25周年イヤーの締めくくりとして、10月15日にデビュー25周年アルバム「COLLECTION」をリリースします。モーニング娘。の楽曲のソロカバーや男性ユニット「Da‒iCE」の花村想太さんとのコラボ曲「チェケラ」などを収録した意欲作。アルバムへの思いやライブ活動への思いを聞きました。(望月 清香)

撮影・会津 智海

――どのようなアルバムになっていますか。

「アルバムタイトルの通り、ファッションショーのようなバラエティー豊かなアルバムになっています」

――花村さんとコラボしたご感想を教えてください。

「アーティストとして産まれた場所や育った場所、活動してきた場所が全然違うなと実感しました。レコーディングでご一緒させてもらった時にこの方はご自分で楽曲を作ってきた方なんだとすごく感じました」

――具体的にどのようなところに違いを感じましたか。

「モーニング娘。はつんく♂さんのプロデュースなので、つんく♂さんがブースの外でいつも指示を出してくださっていました。まだ10代だったということもあり、言われたことに 応えることに精一杯で、自分がどんなふうに歌いたいかをあまり考えないままアイドル活動をしてきました。それに比べて花村さんやDa‒iCEの皆さんはご自分たちで楽曲を作っている。フェイクを入れる時に、花村さんがブースに入りながら、“こうかな?ああかな?”って歌いながら作っていてすごいなと思いました」

――花村さんとのコラボは今後の歌手活動の刺激になったのではないでしょうか。

「そうですね。刺激がすごくありました。“なるほどな!”と勉強になる場でした」

――新曲「Which?」はAdoさんの「踊」や「唱」などの楽曲を手掛けたGigaさんがプロデューサーですが、どのような楽曲になっていますか。

「最新の音を使って作ってくれた1曲です。1曲の中にいろんな展開があって、すごく展開が楽しめる曲になったなと思っています。ラップがあればガッツリ歌う雰囲気のところもあったり…。とにかくテンポが速いです。歌詞も面白い歌詞になっています。ライブで歌ったらどんな感想がもらえるのかが楽しみですね」

――アップテンポの曲とのことですが、レコーディングに向けてボイストレーニングなどはしましたか。

「歌う前に滑舌を良くしないと絶対噛むなと思って、滑舌の練習をしました。本当に早口なんですよ。レコーディング中もついつい噛んでしまうくらいせわしなかったです(笑い)」。

――後藤さんにとってライブはどのような場所ですか。

「ライブは戦ってる感じですね。自分の中で基準を作ったとして、その基準に達することができるかできないかの勝負。プレッシャーや自分の体力、ステージ上のパフォーマンス…。いろいろなものとの戦いです」

――これからライブでどのようなことが楽しみですか。

「これからは今回新しくリリースした曲たちをどうやってみんなに楽しんでもらうか、どうやって成長させていくかが楽しみです」

撮影・会津 智海

<取材後記>

まぶしいほどのオーラ。見惚れていると、後藤さんは開口一番「素敵なワンピース!爽やかですね」と記者の服を褒めてくれた。“レジェンド”から突然の言葉に仕事の場でありながらも頬が緩んだ。恐縮しながらお礼を言うと、弾けるような笑顔でうなずいてくれた。そして、後藤さんの明るさに引っ張られるように取材がスタート。インタビューでは、年齢による体の変化といったことも含めた多岐にわたる話題にざっくばらんに答えてくれた。「ヤバい」などのフランクな口調が新鮮で、距離感の近さが心地良かった。圧倒的なカリスマ性と親しみやすさ。真逆であるはずの魅力を兼ね備えているからこそ、デビューから25年経った今も多くの人が「ゴマキ」に魅了され続けるのだと感じた。(望月 清香)

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