25周年のソニン 芸能界での存在理由探したどり着いた答えとは?「じゃないと引退してもおかしくない」
2025.10.17
今年でデビュー25周年を迎える女優で歌手のソニンさん(42)。デビュー当時はアクシデントに見舞われながらも、まっすぐ芸能の道を歩き続けてきました。ブレずに活動してきたソニンさんに、人生を見失わないためのヒントを聞きました。(井利 萌弥)

――12月13日に、25周年記念ライブ「Beautiful Mission」を開催されますが、このライブタイトルには「使命を全うした25年」という意味があると聞きました。これまでの芸能生活を「使命」と表したのには、どんな思いがあったのでしょうか。
「私自身、なんで芸能活動を25年も続けられてるんだろうと不思議だったんです。芸能界に執着しているつもりはなく、“絶対に生き残ってやる!ここがなきゃ私は生きられない!”みたいな気持ちを持っていたわけではなかったので、気付けばありがたいことにずっと仕事が続いていたという感じ。むしろやめさせてくれない何かがはたらいているように思えて、たどり着いたのが“使命”という答えだったんです」
――芸能界での存在意義に疑問を感じていたのですか。
「“自分の欲で固執して、しがみついていたのではない私がここに居続けられる理由ってなんだろう。何か意味があるのかな”と考え続けていました。そして結局、何か与えられているんだろうなと。じゃないと挫折してもおかしくないし、引退してもおかしくない出来事なんていっぱいありました。それでも何か続けられているから、“決められているのかな?”としか考えられませんでしたね」
――「使命」というと、重い責任のようにも感じますが、その重圧はありませんか?
「しんどいときもあったから、それを乗り越えなきゃいけないのも、使命といった意味でちょっと重く感じるかもしれないけど、どっちかというと“使命なのかもしれないな”“決められてるんだろうな”くらいの軽い感覚で、ポジティブに捉えてるかな」
――あくまでも使命感に駆られて仕事をするというのではなく、迷いなく活動を続けるために見つけた言葉だったのですね。
「使命のために生きているというのは、後付けの理由。“なんでこんなに続けられてるんだろう”という疑問の答えであって、私としては、幼き自分がかつてSPEEDさんのライブを見て感動したように、人の人生を変えるきっかけになればいいなと思って活動しています。“ずっと仕事で悩んでて落ち込んでいたけど、ソニンちゃんの今日の舞台を見て、本当に明日から頑張ろうと思いました”とか、そういう手紙やメッセージをもらった瞬間、自分がいる意味があるなと思います」
――ソニンさんの使命というのは、とてもすてきな役割を果たしていますね。
「自分の作品でそういう反響が寄せられると、この人の何かの後押しができたんだなって、最高の幸せを感じます」

Sonim’s 25th Anniversary Live「Beautiful Mission」
https://www.amuse.co.jp/topics/2025/09/_25sonims_25th_anniversary_livebeautiful_mission.html
日時:2025年12月13日(土)①開演:15:00/②開演:19:00
会場:BAROOM(〒107-0062東京都港区南青山6-10-12)
企画・製作・主催:アミューズ
共催:株式会社フェイス
構成・演出:ソニン
出演者:ソニン
バンド演奏:立川智也(ベース)、梶原健生(ギター)、イズミタニ マコト(ドラム) 、Frederic Viennot(ピアノ)
https://w.pia.jp/t/sonim25th/
