May J. 「歌姫」に変身するための必須アイテムとは?喉もお肌もきれいに保つためのルーティン
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「歌姫」と称される美しさをまとうMay J.さん。外見はブレーク当初から若々しく、出産後もスタイルをキープし続けています。今回は、歌手ならではの美容ルーティンを教えてくれました。(井利 萌弥)
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――出産前と全く見た目が変わらないように見えるのですが、出産を経て、歌声など体に変化はありませんでしたか?
「妊娠中、鼻が詰まって大変でした(笑い)。どうにか鼻声に聞こえないように歌っていました。スタイルに関しては、妊娠中はお医者さんの指定範囲内で体重の増減を収められるように意識していました。産後2カ月で舞台復帰が決まっていたので、それを見据えて管理していましたね」
――どんな方法で体型を維持されたんですか?
「産まれた後は、たくさん歩いてました。ジムとか行きたかったんですけど、なかなか行けなかったので、家でできる筋トレをやっていました。出産後のおなかに負担がかからないように、背筋をやったりとか、腕立て伏せを疲れるまで。歩くのは30分とか、ベビーカーに乗せて歩いていました」
――お肌もきれいですよね。毎晩やってることはありますか?
「寝る前はお風呂にゆっくり浸かってます。自分の好きな入浴剤を入れてますね。『毛穴撫子』がすごい気に入ってます。肌がつるつるになるんですよ。やっぱり毛穴気になるじゃないですか?よくライブでデコルテが見えるドレスを着るので、背中とかも綺麗にしたいなと思ってそれ使ってます」
――朝のルーティンはどんなことをされていますか?
「毎朝、朝ご飯としてアサイーボウルを作ってます。妊娠中はなぜか食べなかったんですけど、また最近始めるようになって、冷凍のアサイーのペーストを買ってミキサーでバナナと混ぜて、でその上にいろんなフルーツをのせて、あと何かスーパーフード、ヘンプシードとか、チアシードとかいろんなもの入れて食べてます。ちょっとベリーのせたりとか、その時の旬の果物乗せたりして。美味しいし、ポリフェノールもたくさん入ってるから、不足しがちな鉄分もそれで補うようにしてます。朝から優雅な気持ちになるんで、1日がハッピーに始まると思いますね」
――日頃の習慣でNGなことを挙げるとしたらなんでしょうか?
「妊娠中とか関係なく、歌う日は辛いものは食べないです。刺激のあるもの。紅茶とかお茶も喉が乾燥しちゃうので、飲まないです。コーヒーも。ミルクとかの乳製品も取らないです。だから、飲むのは水です。水しか飲まないですね。一日に何リットル飲まなきゃっていうわけではなくて、欲しい時に飲みます」
――やはり喉のケアは慎重になりますよね。持ち歩いているアイテムもあるのでしょうか?
「『たたかうマヌカハニー』っていう、喉飴が必需品です。マヌカハニーっていろんなタイプがあって、喉がちょっとピリピリするマヌカハニーとかあるじゃないですか。あれが刺激になっちゃうので結構苦手で、まろやかだけどミルクとかも入ってない、ピュアなマヌカハニーを好んでますね。だからその飴が1番良いいんですよ。歌う直前、30分ぐらい前から舐め始めて、行きますっていう直前まで舐めてます。ちょっと喉がピリピリして乾燥してるな、風邪引き始めるかなって時にも舐めると良いかもしれないですね」
――摂取するもの以外ではどんなふうに管理されているんですか?
「私の場合は歌う前日の日から喉のストレッチをするようにしています。歌うときってすごい筋肉使うんですよ。いきなりその筋肉ってできなくて、私でも1~2日空いたりすると筋肉が戻るんです。だから、その歌う筋肉を前日から作っておくと、ちゃんと出やすくなるんですよね」
――健康にはどういうことを心がけてますか?
「加湿器はやっぱり必需品です。ただ、1台でいいです。カビになっちゃうんで(笑い)。温かくなって、湯気が出る煮沸式がお気に入りで、ずっと使っています」
――食事のポイントはありますか?
「必要以上に食べない。妊娠中は食べたくなって、通常のときより食べてたんですけど、だからといって運動はできないので。普段からあまりしないんですけど、ドカ食いとかをしないように。昼に重いものを食べたら夜は抑えて、重いものを食べるのは1日1回にしています。でも、そんなストイックにはやってないですね」
――細かいルールは決めないんですね。完璧主義なイメージでしたが、意外です。
「何か決めちゃうと、ずっと意識して逆に食べたくなって、食べちゃうんですよ。例えば、“炭水化物抜く!”って思って暮らすと、全然抜けないんですよね。だから、今日はここまででいいって決めて、“今日は頑張ったから後は食べていっか!”ぐらいの気持ちが1番長く続く。リバウンドって1番良くないじゃないですか。だから、食べたいときは食べる。食べたくないときは食べなくていい。水も欲するときに飲みます。腹八分でやめるのは理想ですけど、ちゃんと食べます(笑い)。なんとなくがちょうどいいと思っています!」
【編集後記】
「なんとなくでいいんです」。テレビ番組でいくつもの難関チャレンジを成功させてきた活躍ぶりからは想像もつかない言葉だった。とことん自分を追い込み、徹底した決まりがあるものだとばかり思っていたが、実際は真逆。難しく考えずに、ときには「いいや」と思うこともある。肩の力を抜き、等身大で毎日を生きている。
目標は決めても、ルールは設けない。こだわりは大事にしても、我慢はしない。“ここからここまで”と余白を持たせるのがMay J.流。自分を縛り付けて、できることをせばめるのではなく、自分を許す範囲を見定めている。その一定の自由が、彼女の力をのびのびと発揮させている。歌手・May J.の絶対的な強さは、自身と向き合いつかんだマイペースにこそあった。
まさに“ありのままで”生きる暮らし。「生きているだけでうれしい」と話す笑顔には、母として、または歌手として、そして一女性としての幸せがあふれていた。
(井利 萌弥)