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菊地凛子明かす 初舞台挑戦のきっかけは小栗旬 「いつかやりたい」が「やりたい」に変化 「新しい世界に飛び込みたい」

2026.01.31
菊地凛子明かす 初舞台挑戦のきっかけは小栗旬 「いつかやりたい」が「やりたい」に変化 「新しい世界に飛び込みたい」

女優の菊地凛子さん(45)が舞台に初挑戦します。作・演出が三谷幸喜氏の舞台「いのこりぐみ」(東京・IMM THEATERで30日開幕。全国5都市で上演)です。小栗旬さん、平岩紙さん、相島一之さんと4人による注目のワンシチュエーション会話劇。米アカデミー賞助演女優賞候補になるなど映画界では国内外での評価が高い菊地さんに「舞台をやりたい!」と思った理由、今作出演へのきっかけを聞きました。(西村 綾乃)

撮影:尾崎 有希

――初舞台に至るまでの経緯を教えていただけますか?

「(2022年のNHK大河ドラマ)『鎌倉殿の13人』が終わった直後に、(小栗)旬くんの舞台を見に行ったんです。凄くエネルギッシュで圧倒されて。もともと舞台は大好きで『いつかやれたら』とは思っていたのですが、旬くんの演技を見て『いつかやれたら』という思いが『やりたい!』に変わりました。旬くんに『一緒にやれたらいいね』って話したら『そうだね』と言ってくれたので、三谷(幸喜)さんに『旬くんと一緒に舞台をやりたい!』って伝えたんです。そうしたら『面白そうだね』って考えてくれて、少しずつ話が進んでいきました」

――そうして実現した「いのこりぐみ」。菊地さんは二人の教師との面談のために放課後の小学校を訪れた母親を演じます。公演ポスターの目がつり上がっています。たびたび学校にクレームを入れるモンスターペアレントなんですね。

「そうなんですよ。子どもを思うあまりに、社会とズレていく母親っていうのは、同じ母親として気持ちは分からなくない部分もあります。子どもが窮地に陥った時はともに悩んでしまいますから。母親としてどうあるべきか、母親として子どもに何を言ってあげられるかは、私自身も悩みます。愛する者のために考え方が凝り固まって転がっていってしまうということは、ちょっと理解できるところもありますね。感情に流されていくみたいなところを面白くやれたらいいなと思ってます」

――小栗さん、平岩さん、相島さんは「鎌倉殿の13人」でも共演されていました。このメンバーが舞台で何を見せてくれるのか期待が高まります!

「私は不安です(笑い)。心配性なので考え出すと止まらなくて、前にも後ろにも行かれなくなっちゃうんです。だから『舞台は新人の菊地です。よろしくお願いします!』という気持ちで飛び込んでいこうと思っています。全力でセリフを覚えます!」

――1999年に女優デビュー。2006年の映画「バベル」で見せた迫真の演技は、米アカデミー賞で助演女優賞候補に選ばれるなど評価されました。十分なキャリアをお持ちですが、新しいことに挑戦したいと思った理由はどのようなところにありましたか?

「舞台は旬くんの影響が大きいです。先ほどもお話ししましたが、ついこの前まで一緒に大河の撮影をしていた人が、舞台で全然違うお芝居をしている。2時間半くらい全身で表現をしている。その姿を見て、『私も新しい世界に飛び込みたい』と思いました。『いつか』と思って温めていたままだったらできなかったこと。旬くんや三谷さんという存在があって形にすることができたのはすごく幸せなことだと思うんです。いくつになっても挑戦することができる。『えいっ!』と皆さんの中に飛び込んでいきたいです」

――あらためて初舞台への意気込みをお願いします。

「ドラマや映画の現場とは全然違うと思うので、正直分かっていないところもあると思うんです。役者としてのアプローチの仕方もだいぶ違うので、同じ役者でも全然違う職種のようにも感じていて、お稽古はもちろんですが上演が始まっても、めちゃくちゃ学ぶことが多いんだろうなと思っています。だから意気込みというよりも、私は新人なので、共演者の方にも観客の方々に対しても、どうかお手柔らかにと思っています。お客さんがいるところで演技をするのも初めてですし、新人が1人出ていると思って見ていただければ。どうかもう1回言いますけど、『なんか見せてくれろや菊池凛子!!』ではなく、本当に優しく見守っていただきたいです!!」

撮影:尾崎 有希
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