松嶋菜々子 仕事も私生活も“楽しむ”考え方 好奇心&経験をライフワークに
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デビューして35年がたった女優の松嶋菜々子さん。放送中のテレビ朝日ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」では、仕事にひたむきな主人公・米田正子を演じています。長く仕事を続ける前向きな考え方について聞きました。(井利 萌弥)
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――演じる正子とご自身が似ていると感じる部分はありますか。
「正子がよく口にする“知ったこっちゃない”という言葉が象徴的ですが、“フォーカスしている部分以外は関係ない”の考え方は、似ている部分ですね。私も“仕事さえきちんとしてくれたらいい”、“その場その場で、自分の役割が成立してればいい”と考えるタイプなので。人にはいろいろな面があるので、うわさで意外な一面が聞こえてきたとしても、“そういう面もあるんだね”と、新たな一側面として受け止め、楽しめるよう接します。全く違うことだったとしても、疑ったり探ったりはしないので、そこは少し違うのかなと思いますね」
――並外れた能力を持つ正子ですが、松嶋さんが最も優れていると思う能力をあげるとしたら何ですか。
「集中力ですね。人には負けないというか、人よりも授かった能力なのかなと思います。周りの音が聞こえなくなるくらい、瞬間的にその世界に入ることができるんです。深く長く続くので、12時間読書ができたりします。この仕事は、集中力と瞬発力が必要なので、そこで鍛えられた部分があるかもしれないですね」
――松嶋さんの仕事の原動力は何ですか。
「好奇心でしょうか」
――一番好奇心をかき立てられる瞬間はどんなときですか。
「撮影では、どのカットもワンシーンを撮るために何十回も繰り返すんですね。テストとか、角度を変えたりとか、きっかけのセリフから始めてみたりなど、何回もやっていく中で、その一つ一つの中で、毎回“ここをちょっと変えてみようかな”と思える瞬間があるんです。大きな全体というよりも、一コマ一コマの変化を楽しんでいます。そうやって積み重ねて進めていくのが楽しいんですよね」
――プライベートではどんなことにお金を使っていますか。
「“経験”に使いたいと思っています。経験そのものに価値を見いだしているので、習い事やお芝居を観に行ったり、旅行をしたり、体験型が多いかもしれないです。自分一人でどこまでできるのか、自分を常に新鮮に保っていく感覚というか。何事もそこで面白がれる、新しい楽しみを発見しています」
――お仕事も私生活も“楽しむ”ことを最優先にされているんですね。
「画面には、どうやって生きているかとか、その人の私生活も映ると思っているんですね。仕事のためだけではないですが、やはりなるべく前向きに、ポジティブにしていること。それが自然と相手に伝わるものだと思っているので、そこは心がけています」
