望月理恵 40歳過ぎに悩まされた更年期症状「離婚後すぐだったこともあって…」頑張りすぎた自分、そして分かったこととは
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フリーアナウンサーの望月理恵さん(53)はハツラツとした笑顔が印象的。そんな望月さんも40歳を過ぎて更年期の症状に悩まされました。女性ホルモンの数値が「80歳ぐらいのレベル」だったそうです。体調不良とうつ症状を乗り越えて笑顔を取り戻した今、実感していることとは…。(望月 清香)
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襲ってきたのはつらい症状だった。「朝起きるのがつらくなりました。仕事に行こうとすると嘔吐したりとか、下痢をしたり。病院に行ってはみましたが、体に悪いところが見つからなくて、当時はただ仕事が嫌なのかと思っていました。離婚して1年ぐらいの時期でもあったので、精神的にやられてしまったのかなとも思ったりして…」
知人に紹介してもらったのが、分子整合栄養医学専門のクリニック。食事やサプリメント、点滴などを用いてタンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養素を体に取り入れて細胞の働きの向上を目指す医学で、オーソモレキュラー栄養療法、分子栄養学とも呼ばれる。
「血液検査を詳しく調べてもらったら、女性ホルモンの数値がすごく悪くて、80歳ぐらいのレベルだと言われました。先生に“80歳だと思って生活した方がいいよ”と。女性は40歳を超えるとホルモンに悩まされるんだなって驚きました」
処方された女性ホルモンの薬を服用後、症状が落ち着いてきたが、更年期と分かるまでは無理をしていたと振り返る。メインキャスターを務めていた日本テレビの土曜の早朝番組「ズームイン!!サタデー」にも普段と変わらない様子で出演し続けていた。
「最初のころに行った病院で、症状は精神的なものと言われたので、そうなんだと…。離婚後だったこともあって、暗い顔をしていたら周りに心配をかけてしまうから、とにかくずっと笑っていました。だからでしょうね、周りからは“大丈夫だよ、元気そうだよ”と言われていました」
更年期と診断されたことで気持ちが晴れた。「自分でも更年期と分からなかったので、分かってからは楽になりました。元気そうにしていると、周りは気付かない。本当につらい時は“つらい”と言った方がいい。そう実感しました。頑張りすぎていたのかもしれないですね」
経験した今、更年期をどうとらえているのか。「自分1人がなるものじゃない。誰にでも訪れうるもの。だから、自分だけを責めず、友達に相談したり、ネットで調べたりすることが大事とわかりました。今でも友達からは“ここの病院良かったよ”とか“あの薬良かったよ”と教えてもらっています。周りの方に話したり、調べたりしていくことを皆さんに伝えたいですね」。つらさがわかるからこそ、言葉に力がこもっていた。