剛力彩芽「極悪女王」壮絶な体作りを経て…変化した心身への向き合い方「痩せたいっていうワードはあまり使わなくなった」
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10代の頃から女優・モデルとして幅広く活躍してきた女優の剛力彩芽さん(32)。昨年はNetflixシリーズ「極悪女王」で熱演と体重10キロ増の壮絶な役作りが大きな注目を集めました。現在はスレンダーな体型に戻し、熱海五郎一座の舞台「黄昏のリストランテ~復讐はラストオーダーのあとで~」(6月2~27日、東京・新橋演舞場)の出演準備を進めています。体作りやスタイルの維持方法について聞きました。(井上 侑香)
――昨年放送のNetflixシリーズ「極悪女王」にライオネス飛鳥さん役で出演され、大きな話題となりました。体作りの面で苦労されたことはありますか?
「とにかく食べるのがつらかったです。トレーナーさんからはカロリーを増やすことを意識してくださいと言われていたので、食べる量を増やさないといけなかったことがつらかったですね。1人の食事が寂しくて、食が進まないので、母や家族とテレビ電話をしながらご飯を食べていました」
――トレーニングで苦労はありましたか。
「持てなかった重量を持てるようになるとうれしくて。トレーニングは楽しかったですね。でも、トレーニングをすればするほど、体重は落ちていくので、またその分、食べないといけないという苦しいローテーションでした。それでも何とかやりきれたのかなと思います」
――撮影を終えてから減量はどのようにしましたか。体重を増やすより、減量の方が難しいとよく聞きますが…。
「減量はシンプルにまず食べる量を本来の量に戻しました。減量の期間も3カ月ぐらい設けて、トレーナーさんに付いてトレーニングもしました。でも、体重的にはスタートの数字には戻っていないんですよ。元々がちょっと痩せすぎてしまっていたので、今はMAXの数字からマイナス5キロくらいを維持しています。ただ、瘦せていた時の方がもっと瘦せたい、まだ瘦せたいという気持ちが強くて。今がちょうどいいな、健康的だなというのは自分でも感じます。あとは女性らしくなったと言われるようになりましたね。そういう意味では、瘦せていた当時よりも今の自分の体の方が好きです」
――役作りの増量を経て考え方も変わったのですね。
「痩せたいっていうワードはあまり使わなくなりましたね。瘦せたいというよりも、引き締めたいと言うことが増えたように思います。しっかりご飯を食べて、運動すると体は元気になるんですよね。トレーニングはもちろんつらいんですが、心が元気になる感覚があります。もともと体を動かすのは好きですけど、心と体は連動しているなと強く感じるようになりました。だからこそ、何よりも体が資本というのを凄く実感しています。心の健康も大切にしていきたい。そして、ただ体重を減らすのではなく、体を引き締めていくトレーニングもやりたいなと考えています。2年くらい増量のためのトレーニング期間があって、その反動なのか今はもう何もしたくない!やだー!という時期なんですけど(笑い)。とはいえ、年齢とともに筋力は衰えていくので、今のうちからやれることはやっておきたいですね!」
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