かとうれいこ 写真を見比べて気づいた〝20代と変わらないもの〟 一呼吸置く余裕を大切に
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変わらない美ぼうを保ち続けているタレントのかとうれいこさん(56)。年齢を重ねた今、大切にしているのは「笑顔」。穏やかな表情は、大切な〝心がけ〟から生まれているようです。普段やっているトレーニング、心の持ち方について聞いてみました。(西村 綾乃)
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――肌がとてもきれいですね!スキンケアで気をつけていることを教えていただけますか。
「ゴルフなどスポーツが好きで、日焼けをしやすいので、ダメージをためないように気をつけています。日ごろから保湿力と沈静化作用に優れた化粧水でコットンパックをして、肌を整えるようにしています」
――表情筋のトレーニングなどもされているのでしょうか。
「年々、顔の筋肉などが下がっていることを感じるので、口角を上げることは意識しています。リビングでテレビを見ている時、お風呂で湯船につかっている時、電車の移動時など、〝ながら時間〟を使って、首のリンパをマッサージするようにしています。頭から耳の後ろのあたりをほぐしたりを毎日続けています」
――メイクでこだわっていることはありますか。
「素肌感があること、艶感があることを大事にしています」
――いろいろな種類の運動をされていると聞きました。
「はい。40代前半で不調を感じたことをきっかけに、キックボクシングやヨガ、ピラティス、筋トレ、そして、ゴルフも始めました。たくさん汗をかくと心も体もすっきりします。代謝も良くなるので、大きな肌トラブルもなくなりました」
――お話をしていて心の穏やかさを感じます。かとうさんの日々を支えている言葉などはありますか。
「普段から神社に行くことが好きで、お正月には必ず初詣に行きます。初詣に行った日におみくじを引くことにしていて、そこに書かれていることを毎年その年の教訓にしているんです。ことしは『寝ても覚めても自分がニコニコと笑っていれば、自分も周りもハッピーになる』と記されていました。生活の中では些細なことでムッとすることもあるし、落ち込むこともありますよね。この言葉を読んだ時『これだ!』と思ったので、ムッとした時は、その気持ちを一回のみ込んで、口角を上げて前を向くようにしています。忘れないように今年の待ち受けは、このおみくじの画像にしています」
――「ムッとした時の一呼吸」が大事ですね。
「楽しい気持ちでいると、その気持ちが表情に出るので、笑顔でいることは大事だなって思います。笑顔を心がけるようになって感じるのは、周囲にも連鎖するということ。引き寄せじゃないですが、笑顔の人のところには笑顔や楽しいことが集まってくると信じています」
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<取材後記>
撮影の準備のため取材開始時刻の25分ほど前にカメラマンと現場に入ると、まだ私服姿ののかとうれいこさんがあいさつに来てくれた。グラビアクイーンとして活動していた時代は、射貫くような眼差しの強さが印象に残っていたが、「ノーメイクなのかな?」と感じるほど、ふんわりとしていて、透明感がある素顔に目を奪われた。カメラマンと、照明などをセットして取材開始時間。かとうさんの控え室に続くカーテンが開くと、別人のようなかとうさんが立っていた。鮮やかなオレンジ色のロングドレスに足元は9センチほどありそうな白いハイヒール。一気に大人エレガンスな姿への変身に圧倒された。撮影では、人差し指にしていたリングが抜け落ちてしまうハプニングもあったが、「ごめんなさいね」と明るく笑う声が周囲を和ませた。拾い上げたリングを指に戻して、カメラを向くと今度は妖艶なムードを漂わせた。かわいらしさと大人の魅力。両面を併せ持つかとうさん。今回の27年ぶりの写真集の完璧なプロポーションに驚かされたばかりだが、今後もきっと度肝を抜いた活動を見せてくれると確信した。(西村 綾乃)
